2台所有の小技集:中古車を見極めるポイント
クルマでも中古車選びは特に慎重な見極めが必要になります。ここでは、10台中古を購入したワタシの経験(成功・失敗)を元に中古車選びのポイントを挙げてみます。
まずは心構えから(笑)
中古車は難敵です。心してかかった方がよいでしょう。
心構えとしては探偵になったつもりで見るのが良いです。見た目、ニオイ、音、感触など五感をフルに稼動して、さまざまな手がかりからオーナーの人物像、使い方、お金のかけ方、クセ等を見抜く。これが中古車選びの基本です!
外装をチェック
ボディ周り
なるべく日の出ているときに、まず外装を一周します。
- キズ、事故歴のチェック
- 事故車にならない修復のチェック。パネルの色など
- オークションなどの検査表があればそれも確認する
タイヤ
次にタイヤをチェックします。タイヤというのはとても重要なパーツです。また値段がピンキリなので、前オーナーのクルマに対する考え方、お金のかけ方、乗り方が一発でわかります。チェックポイントとしては
- 新車装着のものかどうか(同じクルマを何台も見ていれば新車装着タイヤはわかります。3万km以上でまだ新車装着タイヤだとしたら、もう交換時期でしょう)
- 減り方(特にスポーツカーの場合、サーキットを走行したクルマかどうかをチェックします。もちろんサーキット走行が悪いわけではありません)
- 銘柄(スポーツ系かコンフォート系か安物系か、その人の考え方がわかります)
- サイズ(例えばBMW 3シリーズに18インチとか、負担の大きいタイヤを履いたクルマはダメージが大きいことが予想されます)
- 製造日(製造日は「0235」といった4ケタの数字があるのでそれを見ます。「0235」は2002年35週製造、という意味です)
- ホイールもチェック(特に左前輪のリムのキズの有無。ここにキズがあるのは縁石でガリガリすった証拠。下手っぴかズボラのいずれかです)
エンジンルームと下回り
次にエンジンルームや下回りを見ます。チェックポイントとしては
ただし、特にエンジンルームはあまりにキレイすぎるのも要注意です。修理した形跡やオイル漏れを隠すためにエンジンルームをキレイにした可能性もあります。中古で売る前にエンジンルームをピカピカにする前オーナーなんて、そう多くいるものではありません(ワタシ自身はやりますが…)。
内装をチェック
内装も外装と同様、いや外装以上にオーナーのクセやクルマの扱い方が見えてくるものです。チェック項目を列記しますと
- ニオイ
- 灰皿、タバコの有無(ノンスモーカーには特に重要なポイント)
- 革パーツ(ステアリングやシフトノブ)のヨレは年式や走行距離相応か
- シートのヨレは年式や走行距離相応か(特に運転席側、外側のサイド部は荒れる)
- フロアマット(全部の席を見れば一名乗車が多かったか、複数乗車が多かったかがわかる。一般的に複数乗車の方が運転が丁寧である可能性が高い)
- トランクの状態。特にトランクのカーペットの下側
- 各種電装品(作動はOKか。スイッチはキレイでボタンはしっかりしているか)
- エアコン(ちゃんと作動するか。特に輸入車のエアコンは故障率が高く、修理代も高い)
おおむねこんなところでしょうか。
クルマの内装は自分の部屋と同じ、そして自分の部屋には性格が出るものです。汚くてクサイ内装のクルマは避けるべきでしょう。
タバコの苦手な方のチェックポイント
ワタシもそうですが、タバコが苦手な方はタバコ臭い中古車は避けたいものです。お子さんにとっても決してよくありません。ここでは中古車が喫煙車だったかどうか見分けるポイントを書きます。
- 当然ながら、まずは車内のニオイをチェック
- 灰皿本体(これも当たり前ですが…)
- 灰皿の入っている部分、特に上側をウェットティッシュで拭く。灰皿を使用しているクルマはここが茶色く汚れている。灰皿自体がキレイでも、ここまでキレイにしているクルマは少ない。
- ちょっと汚い話ですが、ステアリングのニオイを嗅いでみる。喫煙車でステアリングのニオイを完全に消し去るのは困難
- 内装の隙間(ステアリングのホーンの繋ぎ目など)をチェック。喫煙車の内装は隙間の奥が汚れる
- 外装で、ドアのアクリルバイザーの有無をチェック。アクリルバイザーをオプションで装着するのは喫煙者である可能性が高い
ポイントを当たり前のところから順に並べてみました。この六項目すべてに合格なら、特にタバコには気にならずに乗れるでしょう。
記録簿をチェック
記録簿もチェックします。ポイントは
- そもそも記録簿が残っているか(意外と「ない」というのも多い)
- 点検した日(12カ月点検などはきちんと1年毎に行っているか。1年半毎に12カ月点検、というケースも結構ある。頻度は問題でないが「壊れたからついでに点検」というオーナーもいるので疑ったほうがよい)
- 点検の内容ログ(オイル交換の頻度や、交換したパーツをチェック。特にブレーキやクラッチなど)
- 点検したショップ(必ずしも正規ディーラーでなくても良いが、あまりいい加減な記録をつけているショップは要注意)
- たいていは記録簿とセットで入っている、取扱説明書があるかも確認
などです。記録簿はオーナーの使用状況を知る重要な手がかりです。
付属品をチェック
付属品もチェックします。付属品とは
- スペアキーやコードキー
- フロアマット
- CDチェンジャーのマガジンやナビの付属品、および説明書など
- ETCセットアップ用の、シリアル番号の記載された用紙
などです。付属品はなくても走行には問題ないものがほとんどなので売り手は軽視しがちです。しかしユーザーがあとから揃えるとなると数千円や数万円かかるし大変苦労します。最初から存在ないものはともかく、売り手側の単純な入れ忘れ(意外に多い)には注意が必要です。
最後に
中古車の難しさの一つは、前オーナーからの直接の引き継ぎができないことです(個人売買などを除いて)。ゆえに2オーナー、3オーナーとなり、年式が古くなり走行距離が伸びるほどリスクも急激に高まります。物件選びは探偵になったかのごとく慎重に見極め、気に入ったモノのみを買い、少しでも引っかかったら買わないことでしょう。
あとはとにかく何台も見ることでしょうか。見た台数に比例して目は肥えてくるでしょう。
Last updated : 2006.02.06