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スピリットR メカニズム

スピリットRのメカニズムのページです。

ロータリーエンジン

RX-7の心臓部、ロータリーエンジンです。型式名は13B-REWです。

RX-7 スピリットR ロータリーエンジン
マツダ 13B-REW型 ロータリーエンジン

2ローターでシーケンシャルツインターボ付き。最高出力280ps/6500rpm、最大トルク32kg-m/5000rpmを発揮します。エンジンは3000回転までは猫ですが、3000回転を超えると1基目のタービン(プライマリータービン)が働き始めます。そして5500回転以上では2基目のタービン(セカンダリータービン)も仕事を始め、RX-7を猛烈に加速させます。その加速はまさに「二段ロケット」。RX-7の爆発的な加速を支えるエンジンです。

エンジン音をこちらから聞くことができます。
→ ロータリーサウント

足回り

次にスピリットRの足回りです。主査の貴島孝雄さんが自ら手がけ、調教した足です。

スピリットR フロントサスペンション
フロントサスペンション

フロントはダブルウィッシュボーン。長いアームはフォーミュラカーをほうふつとさせます。しかも部品はすべて鍛造アルミ製! コストも相当かかっています。ダンパーは当然貴島さんお気に入りのビルシュタインです。

RX-7は280馬力もあるクルマにもかかわらず、それを受け止めて余りあるすばらしいシャシーです。

スピリットR リヤサスペンション
リヤサスペンション

リヤもダブルウィッシュボーン。主要部品がアルミで構成されていることがよくわかります。実に贅沢な作りです。設計がバブル時代でよかった!

なおスピリットRのビルシュタインダンバーのセッティングは、タイプAの場合6型RZと同じ(=5型RSとも同じ)です。

ブレーキ

スピリットRはブレーキにも手が入っています。ここが6型RZとの最大の違いです。

スピリットR専用ブレーキシステム
スピリットR専用ブレーキシステム

主査の貴島さんが「最後にこれだけはやりたかった」とおっしゃっていた、スピリットR専用のブレーキシステムです。ドリルド(穴あき)ローター、ステンレスメッシュホースが改良ポイントです。キャリパーはマツダ製(住友製)で赤く塗装されています。

このブレーキは公道、峠、サーキットなどステージを問わず、280馬力のRX-7を確実にコントロールしてくれます。

軽量化

FD3Sは零戦の考え方を取り入れた「ZERO作戦」と呼ばれる軽量化プロジェクトを行ったことで有名です。

FD3S ホワイトボディ
FD3S ホワイトボディ

これはFD3Sのホワイトボディ。零戦のように、ボディに無数の穴を開けて軽量化をはかっています。開発陣の軽量化への執念をヒシヒシと感じます。

FD3Sのスペアタイヤ&アルミホイール
FD3Sのスペアタイヤ&アルミホイール

FD3Sはスペアタイヤにもエンケイ製軽量アルミホイールが使われています。これほど贅沢なスペアタイヤも珍しいです。ルックスも下手なアルミ顔負けのデザインです。

ボディ補強

軽量化を突き詰めたFD3Sですが、もちろんボディ補強は抜かりなく行われています。

フロントストラットタワーバー
フロントストラットタワーバー

フロントを補強するストラットタワーバー。機能はノーマルのRX-7と同じですが、赤く塗装されているのがスピリットRの特徴です。

リヤストラットタワーバー
リヤストラットタワーバー

リヤを補強するストラットタワーバー。FD3S全車に標準装備です。


RX-7の走りに関するパーツを細部まで見てゆくと、このクルマがいかに採算を無視して贅沢に作られたか、裏を返せばいかにバブルが良い時代だったかが見えてきます(苦笑)。このクルマに乗れた幸運を感謝したいと思います。

Last updated : 2007.08.07