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ホンダ ビート バージョンC

ホンダ ビート バージョンC
ホンダ ビート バージョンC
1992年式、キャプティバブルーパール、5MT
(所有時期:1996年11月~2001年5月)

ビート バージョンCはどんなクルマ?

ビートは1991年5月にデビューしました。当時のホンダは絶頂期。F1ではアイルトン・セナを擁するマクラーレン・ホンダで連戦連勝、市販車でも前年にミッドシップ・スーパースポーツのNSXを完成させたばかりでした。その勢いのまま「NSXのついでに、勢いで軽のミッドシップも作っちゃいました」と軽いノリで産まれたのがホンダ・ビートです。

ホンダは軽いノリで作ると、ときどき信じられないようなすごい車を作ります。ビートはまさに典型的な例でしょう。ピニンファリーナと言われているデザインは軽自動車の枠にうまくハマり、実にキュートです。エンジンはトゥディから流用した3気筒SOHCですが、高回転寄りのチューンにより最大出力64psをなんと8100rpmで達成し、まるでF1エンジンのような痛快なフィーリングを得ることになりました。インテリアもバイク調のメーターにしまうま柄のシート、と遊び心が一杯。現代なら即却下されそうな企画がてんこ盛りです。

そんなビートはデビュー以降たちまち人気になりました。しかし、バブル崩壊と歩調を合わせるかのように、1992年以降は販売が激減しました。デビュー直後は爆発的な人気を得ながら、数年で尻すぼみになるのはホンダスポーツの伝統ですかね…?

バージョンCは1992年6月に限定500台で発表された、特別仕様車第二弾です(第一弾はバージョンF)。鮮やかな青のボディカラーと、白に塗られたアルミホイールのコントラストが眩しいモデルです。キャッチコピーは「新しいビートが出たので、休暇をください」。走りの装備は標準車と同等なので、バージョンCの存在価値はとにかくこの美しい色の組み合わせにあります。

ワタシがビートを中古で買ったのは1996年の秋。ビートが販売不振のままひっそりと生産中止になった年のことでした。しかしビートはスピードの呪縛から開放された「大人のオモチャ」として一部マニアの評価は高く、新車が売れなかったこともあって中古車相場はジワジワと高値を維持し続けました。今やミニバンメーカーのホンダですが、ちょっと昔はこんなに楽しいクルマを作っていたのです。

スペック:ホンダ ビート バージョンC

ビート スペック

※当時のカタログや各種資料を参照していますが、間違いがありましたら教えてください。

Last updated : 2007.08.07