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BMW 318ti インプレッション

318tiのインプレッションです。

スタイリング

まずはスタイリングです。
自分でいうのもなんですが、このクルマはかなりカッコイイです。フロントはBMWの文法どおりキドニーグリルが採用されつつも、他の3シリーズとは異なる表情が与えられています。顔は穏やかながら、ちょっとアルファロメオも連想させます。

318tiのスタイリング

横からのデザインも秀逸です。前後重量配分50:50を謳っていますが、なるほどバランスの良さそうなタイヤの位置関係が伺えます。直線と曲線の使い方も絶妙です。

318tiのスタイリング

リヤスタイルもなかなかのもの。ハッチバックながら、トランク周りの処理はクーペのようです。それでいて実用性が失われていないのですから、相当な設計力です。

318tiのスタイリング

このクルマはカッコ良くて、スタイルだけでも「買い」のクルマと思いますが、日本ではまったく売れていないのが不思議です。

インテリア

では、ドライバーズシートに乗り込みます。

318tiのインテリア

運転席は各スイッチ類がドライバー方向を向いており、スポーティーな印象です。5MTのシフトフィールも上々。また各ペダルはストロークが大きいので、微妙な操作もとてもしやすいです。装備云々以前に、こうした操作の基本が気持ちよくできるのが、なにより重要と思います。さすがBMW!

内装はワタシの318tiはベースグレードなので、素っ気ない印象はあります。オプションでインテリアの色を自分好みにしたりすれば、またさらに楽しくなるのでしょう。

後席は3ドアゆえ乗り降りが不便ですが、乗ってしまえば、セダンとほぼ同サイズですし、広さの不満は少ないでしょう。ただし、ちょっとシートが硬いです。チャイルドシートで子供を乗せるには問題ありませんが、いつもクラウンなどのフカフカシートに乗りなれている方からは苦情が来るかもしれません…。

走り

まず、エンジンですが、音がいいですねぇ。シュイーンと加速します。ちょうど新幹線の加速時と同じような、すばらしい音がします。RX-7がブウォーンと力強く加速するのに対し、318tiはシュイーンと、極めてスムーズに加速します。レスポンスはホンダのタイプRとは比べてはいけませんが(汗)、NAらしいクセのないものを持っています。

318tiのバルブトロニック採用エンジンは中速トルク型。レッドゾーンも6000回転からと控え目で、ホンダVTECのような高回転高出力型ではありません。しかし低速域からスムーズにトルクが出て、どの回転域も使えるので、運転のしやすさは抜群です。
このエンジン、レースでいうと、得意コースはピークパワーの重要なストレートの長いサーキットより、テクニカルサーキット向きでしょうか。またレースとしては予選のタイムアタック一発勝負より、耐久レースのような、燃費をマネージメントしながらラップタイムを均一に並べてゆくレースが合いそうです。

318tiのコーナーリング

ハンドリングはFRらしい腰を中心に回る感じが味わえます。RX-7やロードスターのコーナーリングで感じることのできる、あの感じです。3ドアハッチバックでこの感触が味わえるのは不思議な気がします。

足回りはtiの前期モデルはスポーツサスペンションが標準装備なのですが、控えめな205の16インチタイヤなので乗り心地の悪化はありません。というか、乗り心地はかなり良い部類です。タイヤをGood Yearのフラッグシップ、Eagle F1にしたらさらに良くなりました。気持ちの良いクルマで、これなら北海道でも九州でも行っちゃう、と思えるクルマです。

ブレーキも効き、コントロール性とも申し分なし。一般走行での安定度はもちろん、サーキット走行もこなせます。さすがに平均スピードの高いドイツ車だけあって、ブレーキはしっかりしています。ただし、ブレーキダストの多さには閉口しますが…。

このクルマはBMWらしく「走る」「曲がる」「止まる」が高度に実現されています。そしてどんなレベルのドライバーにも運転しやすいクルマでもあります。左ハンドル、という問題はありますが、免許取り立ての方がこういう基本のよくできたクルマで練習するのも良いかもしれません。

ユーティリティー

318tiのトランク

FRのハッチバックということで使い勝手が心配されますが、それは杞憂です。

トランクはこのクラスのハッチバック相応の容量は確保されています。ベビーカーも入りました!

ただし小物入れなどはちょっと足りないかもしれません。

燃費

318tiは燃費は良いと思います。ワタシの運転状況は

と、燃費には最悪なのですが、そんな中でも、318tiは8km/Lを超えます。もちろん長距離を走れば10km/Lをオーバーします。バルブトロニックは伊達ではないようです。

また、燃料タンクの容量がカタログ値で63Lもあるので、巡航距離が伸びるのも嬉しいポイントです。

満足点と不満点

スタイリング、内装、走りとも満足度の高いクルマです。特に好きな部分は

あえて不満点をあげるなら、以下でしょうか。

細かい不満はこんなところです。
とにかく、BMWのエンジン、そしてFRシャシーをオイシイお値段で楽しめる、というのがこのクルマの最大のポイントでしょう。

まとめ

このクルマはBMWでは最も安い部類に入ります。しかしながら、BMWの走りの哲学が随所に伺えます。やはり重量配分の良いFR車は、乗っていて楽しいものです。それでいて実用性も備えているのがすばらしいところです。

是非、多くの方がBMWのマイナー車(苦笑)tiコンパクトに目を向けてもらえるよう、このページからも積極的にアピールしようと思います。

Last updated : 2005.05.31