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akimitsu.net クルマについての考え方

新車か中古車か

クルマを買うとき、新車にするか中古車にするかは悩むところです。

新車の特徴は以下があげられます。

一方、中古車の特徴は以下が考えられます。

新車、中古車ともそれぞれ特徴がありますが、一つだけ、決定的な違いがあります。
それは、中古車を買う方が新車を買うより断然難しいことです。なぜなら、中古車には「目利き」が必要だからです。

「目利き」その1、まずは当然ながら現車の目利きが最重要です。
事故を経験していないか調べるのは当然として、エンジンやブレーキなどメカニズムはOKか、外装はキレイか、キズがあるなら直すのにいくらかかるかあるいはそのまま乗るか、内装のニオイは消えるか、改造パーツはノーマルに戻せるか。中古車では、前のオーナーからの引き継ぎ情報が少ないので、自分が探偵になったかごとく、現車から状況を読み取るしかありません。

「目利き」その2、中古車相場を把握することはとても重要です。
ご存知のとおり中古車相場は需要と供給で決まりますから、人気のあるモデルは高いですし、不人気のモデルは信じられないような値落ちをします。しかも中古車の価格はかなり複雑な要素が絡み合い、一筋縄ではいかないところがあります。同じクルマでも年式や走行距離で値段が変動するのはもちろん、グレードや前期型、後期型といったモデル違いでもちろん変わりますし、色やミッションでも差が出ます。サンルーフやアルミといった装備も影響しますし、社外パーツでもフィット具合によって大きく変動します。おまけに「ヨン様が乗っていた」とかいう理由で、フォード・エクスプローラーの白だけ極端に相場が上がってしまうこともあり、まあ理不尽な世界かもしれません(笑)。そんな複雑な要素の中で、ある中古車のプライスに対して、そのモデルが「買い」かどうかを判断するのは、なかなか奥が深い作業です。

「目利き」その3、ターゲットとなるクルマの新車のときの情報も「目利き」しておく必要があります。
そのクルマのグレード構成や限定モデルの有無、当時の人気や販売状況は、中古車にも当然影響します。また、マイナーチェンジの判別も重要です。多くはマイナー前と後の違い、例えばウインカーレンズの色がオレンジからクリアに変わったとか、グレードが追加されたとかで判別できますが、なかには見た目上ほとんどわからないマイナーチェンジもあります。その場合、車体番号や形式名など、ロジカルな方法で確実にモデルを把握しておく必要があります。
注意すべきは、車検証上の登録年月はアテにならないことです。例えば2000年10月にマイナーチェンジされたモデルがあったとして、必ずしも2000年11月登録のクルマがマイナー後モデル、とは断定できません。ディーラーが在庫しているケースが多々あるからです。車検証だけで判断しようとすると「2001年モデルだと思っていたのに2000年モデルだった!」などと失敗することがあります。

このように中古車を買うには「現車の目利き」「相場の目利き」「モデルの目利き」が必要です。中古車業界はタヌキの化かし合いでもありますから、正しい「目利き」を行わないと、本当の価値以上に余計にお金を払う失敗もありえます。逆に「目利き」ができることで、思わぬお宝を発見できることもあるので、楽しい世界でもあります。

これらをふまえ、新車か中古車か迷ったら、以下のケースでは、新車がよいでしょう。

逆に以下のケースでは中古車に妙味があるでしょう。

すぐに売る可能性がある場合にも中古車の方が痛手は少なくて済むでしょう。ちなみに、こう書いてみてわかったのですが、中古車を買うメリットは「安い」というのが大部分なのですねー。

ワタシは中古車派です。
予算が少ないのが一番の要因です(苦笑)。中古車だと、新車ではとうてい買えない車が手に入るのは大変魅力的です。例えば150万円~200万円の予算があれば、1、2年落ちで新車に近い状態のBMW 318tiも買えます。同じ予算で新車ならマーチやフィットあたりでしょう。もちろんマーチやフィットもよいクルマですが、同じ予算でBMWが買えるとしたら、魅力的です。ちなみにもし318tiを新車で購入したら、なんやかんやで300万円を軽くオーバーするわけで、こうしたクルマは中古車に妙味を感じます。

中古車でしか存在しない、古いクルマの魅力もあります。 例えばRX-7 カブリオレ。特に最終モデルのファイナルバージョンは、もちろん今では新車では買えないわけです。もちろんFD3SのRX-7も今では新車は買えないので、中古車からの選択となります。

個人的には、ちょっとヨレた人気中古車をキレイに蘇らせて、楽しんだあとに再び市場に戻すのも、かなり楽しいです。1996年に4年落ち4万kmで購入したビートは、5年間で2万km乗り、2001年に手放したのですが、ビートはとても人気のある中古車で、キレイに維持していたこともあって、なんと買ったときより5万円も高く売れました。これにすっかり味をしめて、インプレッサ、RX-7 カブリオレでも同じことをしました。さすがにビートのように「得」するまでには至りませんでしたが、クルマを存分に楽しんだ上に、購入時とそれほど変わらない値段で売却できました。人気のある中古車は、ちょっとキレイにして、維持すればなかなか堅調な資産にもなりえます。固定資産ならぬ「移動資産」といったところでしょうか(笑)。もちろん中古車で利益を得るまでは難しいですし、事故に遭ったらパーなわけですが、ドライブを楽しめて、かつかなり戻ってくるとしたら、こんなにオイシイ資産も他に見当たりません。

そんな中、中古車派であるワタシが唯一新車を買ったケースもあります。RX-7(FD)スピリットRです。FDの場合には、最初は中古車を考えていたものの

ということで新車にしました。中古での予想購入額より130万円ほどオーバーしましたが、FDのケースでは新車で正解だったと確信しています。

というわけで、新車、中古車にはそれぞれ特徴があり、見極めも必要でしょう。しかしながら、多くの選択肢の中で悩むこと自体が、クルマの楽しみと思います。

Last updated : 2005.01.01